いろんな雑学ブログ

「明日役に立つかも?」な雑学を紹介していくブログです

太陽の雑学5選

①太陽の質量と大きさ

太陽は地球の33万倍の質量があり、太陽系の全質量の99.8%を占めます。
半径は約70万kmで、地球の半径の約109倍で、体積は地球の130万倍ほどもあります。

②真球に近い太陽

太陽は自然界の中で最も丸い物体の一つで、真球に近い形をしています。
太陽の極直径と赤道直径の差は10kmしかありません。

③太陽の寿命

約46億年前に誕生した太陽は寿命の折り返し地点来ています。
50億年後には燃料である水素を使い果たし、寿命が尽きて恒星としての生涯を終えることになります。

④太陽の光はコアから来る

太陽の光と熱の源であるコアで発生したエネルギーは、数万年から数百万年の時間をかけて太陽の表面まで届きます。
太陽のコアで発生した光やエネルギーはまっすぐ進むことが出来ずに、常に進路変更しながら徐々に進んでいきます。

⑤太陽を構成する層

太陽には、中心核、放射層、対流層、光球、彩層、コロナから構成され、それぞれ温度が違います。

カマキリの雑学5選

カマキリは世界に2000種前後が生息している肉食性の昆虫です。

今回はカマキリの雑学を紹介してみたいと思います。

 

①世界最大のカマキリ

オオカレエダカマキリはドラゴンマンティスとも呼ばれ、隊長20cmにもなる世界最大のカマキリです。
東南アジアに生息し、枯れ枝に擬態して獲物を待ち伏せします。

②カマキリの視力

カマキリは視力が優れていて、三次元で物を見ることができ獲物までの距離を正確に測ることができます。
さらに視野も広く、ほぼ周囲360度を見渡すことができます。

③カマキリは超音波を聞くことができる

コウモリはカマキリを捕食することもありますが、カマキリの方も何もしないわけではありません。
カマキリはコウモリが近付いてくる音を感知して逃げることができます。

カマキリの胸には音を感知する器官があり、コウモリが発する超音波を聞くことができます。

④カマキリの首はよく動く

カマキリは首の関節が非常に柔軟で、頭を180度回転させることができ、周囲を素早く見渡すことができます。

⑤オスの方が飛ぶのが得意

カマキリのメスは大きな体を持ち体重も重いためあまり飛ぶことがありません。

一方で体が身軽なオスの方は短距離を飛ぶことができます。

雪の雑学5選 │ 雪の降る速さはどれくらい?

 

冬になるとよく見かけるようになる雪ですが、今回はそんな雪に関する雑学を紹介してみたいと思います。

①雪の降る速さ

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画像:pixabay

雪が空から降ってくる速度は秒速30センチから1.5メートルほどです。大きな雪のかけらはパラシュートのような役目果たすので速度が遅くなりますが、直径5mm未満の氷粒である霰は速く降ってきます。

②雪と音の関係

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画像:pixabay

降ったばかりの新鮮な雪は音を吸収するため、周囲が静まり返ったようになります。しかし、雪が溶けて凍った後には、逆に音を反射する様になり、今度はよく聞こえるようになります。

③雪の断熱効果

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画像:pixabay

空気を多く含む雪には断熱効果があるので、自然の断熱材とも言えます。その断熱効果を利用して、雪の中に穴を掘ってその中で冬眠する動物もいます。雪国に伝わる雪室は、雪の断熱効果を使った自然の冷蔵庫です。

④雪で遊ぶ動物たち

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画像:pixabay

ニホンザルは雪玉を作って遊ぶことがあります。複数の子ザルが雪玉を取り合ったりして遊ぶ姿が目撃されることもあります。また、サル以外にも多くの動物で雪の中で遊ぶような行動が確認されています。

サハラ砂漠で雪が観測された

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画像:pixabay

サハラ砂漠と言えば乾燥して暑い場所であることで有名ですが、2016年12月に36年ぶりの降雪が観測されました。サハラ砂漠で雪が観測されたのは過去40年間で3回しかありません。

スーパーアース5選

①OGLE-2005-BLG-390Lb

OGLE-2005-BLG-390Lbは恒星であるOGLE-2005-BLG-390Lの周りを公転する太陽系外惑星で、太陽系から約21500光年離れた位置にあります。この惑星は天の川銀河の中心付近に位置し、2006年1月に発見されました。OGLE-2005-BLG-390Lbの質量は地球の5.5倍ほどで、表面温度は53Kと推定されています。OGLE-2005-BLG-390LbはOGLE-2005-BLG-390Lまでの平均距離が2から4天文単位の位置を約10年で一周しています。

 

②CoRoT-7b

CoRoT-7bはいっかくじゅう座の方向約500光年の位置にある恒星CoRoT-7を公転している惑星です。半径が地球の1.585倍しかないため、体積は地球の3.95倍となっています。公転周期が極めて短く、20時間で主星であるCoRoT-7の周りを公転しています。この惑星の質量は地球7倍から8倍ほどで、水星の様に大きな核を持つと考えられています。

 

③グリーゼ163c

グリーゼ163cはかじき座の方向約49光年の位置にあるグリーゼ163の周りを公転している惑星で、2012年9月に発見されました。グリーゼ163の周りには3つの惑星が存在していて、グリーゼ163cはハビタブルゾーン内の軌道を25.6日で公転しています。この惑星の質量は地球の7倍ほどで、表面温度は332Kぐらいです。

 

ケプラー69c

ケプラー69cはKOI-172.02とも呼ばれ、はくちょう座の方向約2700光年の位置にあります。太陽に似た恒星であるケプラー69を公転している岩石惑星です。ケプラー69cの質量は地球の6倍ほどで、半径は1.71倍、表面温度は548Kと高温である可能性があります。

 

⑤グリーゼ357d

グリーゼ357dはうみへび座の方向約31光年の位置にある恒星グリーゼ357公転する惑星で、2019年7月に発見されました。この惑星はグリーゼ357のハビタブルゾーンの外縁付近を公転しています。グリーゼ357dとグリーゼ357の距離は地球と太陽の距離よりも20%ほど小さいですが、グリーゼ357が太陽よりも小さきため、グリーゼ357dが受けるエネルギーは火星と同じぐらいです。

太陽系から近い恒星・褐色矮星5選

 

プロキシマ・ケンタウリ

プロキシマ・ケンタウリは地球に最も近い恒星として有名な恒星です。
ケンタウルス座の方向やく4.2光年の位置に存在し、1915年に南アフリカ天文学者
ロバート・イネスによって発見されました。プロキシマ・ケンタウリの周りには惑星が
見つかっていて、その公転軌道から予測される表面温度は液体の水が存在できるほどだと考えられています。

 

バーナード星

バーナード星へびつかい座の方向約6光年の位置にある恒星です。
バーナード星は1916年にアメリカの天文学者エドワード・エマーソン・バーナードによって発見されました。発見者の名前にちなんでバーナード星と名付けられ、1960年代には惑星が発見されたと話題になりましたが、この観測結果は後に間違いであると分かりました。しかし、2018年にはスーパーアース規模の惑星がバーナード星の周りを公転していることが発見されました。

 

③WISE J104915.57-531906.1

WISE J104915.57-531906.1は、ほ座の方向約6.5光年の位置にある褐色矮星二重星で、別名ルーマン16とも呼ばれ、WISE 1049-5319という略称もあります。WISE 1049-5319は2013年にケビン・ルーマンによって発見されました。WISE 1049-5319を構成する二つの褐色矮星はそれぞれ、ルーマン16Aとルーマン16Bと名付けられ、だいたい木星30個分ぐらいの質量があり、6億から8億年前に誕生したと考えられています。

 

④WISE J085510.83-071442.5

WISE J085510.83-071442.5はWISE 0855−0714とも呼ばれ、地球から約7.2光年の位置にある褐色矮星でです。2014年4月にペンシルベニア州立大学のケビン・ルーマンにより発見されました。ルーマン16の発見も彼の功績です。WISE 0855−0714は木星3個から10個の質量を持つと推定されています。また、その温度は225Kから260Kであるとされていて、褐色矮星としては最も低い温度となっています。

 

⑤ウォルフ359

ウォルフ359はしし座の方向に約7.8光年の位置にある赤色矮星で、1918年にドイツの天文学者マックス・ウォルフによって発見されました。地球の近くに存在する恒星という理由もあり、SF小説や映画などに登場することがあります。ウォルフ359は現在知られている中では最も質量の小さい恒星の一つで、質量は太陽の10分の1、温度は2800Kぐらいです。

 

氷河期を生き残った動物5選

マンモスやマストドン、サーベルタイガーなど氷河期で絶滅してしまった動物は多いですが、生き残った動物もいます。そこで今回は、氷河期を生き残った動物たちを紹介してみたいと思います。

コモドオオトカゲ

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画像:wikipedia commons

コモドドラゴンとも呼ばれるコモドオオトカゲは、現在はインドネシアに生息しています。人間の大人ほどの大きさまで成長するコモドオオトカゲですが、彼らの先祖は400万年前のオーストラリアの地層からその化石が発見されています。メルボルン大学の研究によると、コモドドラゴンは噛みついた獲物の血圧を急速に低下させ、失血によるショック状態を引き起こす毒を持っていていることが分かっています。

ラク

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ラクダ科の動物は約4500万年前、現在の北アメリカに出現しました。最初はウサギくらいの大きさの動物でしたが、寒冷化に耐えるために大型化しました。さらに、寒冷気候に適応するためにコブも発達させた可能性が高いことが最近の研究で分かってきました。300万年前ごろにはアジアにも現れ、寒さを避けて南下し南アメリカ大陸まで到達したグループもいました。

③オウムガイ

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オウムガイは南太平洋からオーストラリア近海の深水およそ100mから600mの所に生息しています。オウムガイの殻は巻貝によく似ていますが、巻貝とは違い、その内部には一定間隔で仕切りが存在していて、ジェット噴流を出して泳いでいます。オウムガイは最も古い生物の一つで、約5億年前の地層からほとんど現在と同じ姿をしたオウムガイの化石が発見されています。オウムガイは飼育することが難しく、飼育下では3年程度しか生きませんが、野生では驚くべきことに20年ぐらいの寿命があるとされています。

ホッキョクグマ

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ホッキョクグマは北極圏に生息している地上最大の肉食動物です。全身が白い体毛に覆われているため、シロクマとも呼ばれます。ホッキョクグマ分類学的にヒグマと非常に近い動物で、約60万年前に遺伝的に最も近いヒグマから枝分かれしました。地球の寒冷化がヒグマとホッキョクグマが別々の進化をした原因となったと言われています。

カブトガニ

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カブトガニは現在生きている生物の中でも最も古くから生息している生き物の一つです。カブトガニは約2億年前から姿を変えないで生きている生きた化石とも言える存在で、生物学的にも大変貴重な動物です。カブトガニたちは地質の大きな変化や氷河期、地球を襲う絶滅の波をくぐり抜けてきた猛者でもあります。

サイの雑学5選 │ うんちのにおいを嗅いでコミュニケーションをとる?

現在、世界にはシロサイ、クロサイ、インドサイ、ジャワサイスマトラサイの5種類のサイが存在しています。

5種のうち3種は絶滅危惧種にも指定されているサイですが、今回はそんなサイについての雑学を5個紹介してみたいと思います。

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①サイの皮膚は非常に分厚く、種類によって1.5cmから5cmの厚さがありますが、かなり敏感で繊細でもあるため、常にお手入れが必要です。皮膚のお手入れを怠ると痛んでしまい、虫刺されや日焼けによってダメージを受けることもあります。そのためサイは泥浴びでコーティングをして、虫や陽の光から皮膚を守ります。

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②シロサイの群れには共同トイレがあり、仲間の糞のにおいを嗅いで、年齢や性別、健康状態や生殖状態などを確認することができます。コミュニケーションの手段とも言えるシロサイの共同トイレは群れのテリトリーを主張するのにも役立っています。

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③サイの祖先は約5000万年前に地球上に生息していて、3400万年前の漸新世には多様なサイが繁栄し、240種ものサイ類が生きていたと考えられています。しかし、地球の寒冷化が進むと多くの種が絶滅し、現在では5種まで減ってしまいました。

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④ウシツツキはサイなど大型の動物に住み着くダニやシラミなどを食べると同時に、視覚が弱いサイの代わりに危ない生き物が近付くと警戒音を発して危険を知らせてくれます。ウシツツキが背中にとまっているサイは、人間の接近を感知する確率が3割ほど上昇することが分かっています。

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⑤蹄を持つ動物である有蹄類の中で、指の数が奇数の動物は奇蹄目と呼ばれます。

奇蹄目にはウマやシマウマ、バクが含まれる一方で、実はサイも奇蹄目の動物です。イノシシやカバ、ラクダやキリン、ウシなどたくさんの動物が属する偶蹄目ですが、昔は奇蹄目のほうが繁栄していて勢力が強い時代がありました。しかし、現在では偶蹄目の進化に押されて、奇蹄目の方が少なくなっています。