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氷河期を生き残った動物5選

マンモスやマストドン、サーベルタイガーなど氷河期で絶滅してしまった動物は多いですが、生き残った動物もいます。そこで今回は、氷河期を生き残った動物たちを紹介してみたいと思います。

コモドオオトカゲ

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画像:wikipedia commons

コモドドラゴンとも呼ばれるコモドオオトカゲは、現在はインドネシアに生息しています。人間の大人ほどの大きさまで成長するコモドオオトカゲですが、彼らの先祖は400万年前のオーストラリアの地層からその化石が発見されています。メルボルン大学の研究によると、コモドドラゴンは噛みついた獲物の血圧を急速に低下させ、失血によるショック状態を引き起こす毒を持っていていることが分かっています。

ラク

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画像:pixabay

ラクダ科の動物は約4500万年前、現在の北アメリカに出現しました。最初はウサギくらいの大きさの動物でしたが、寒冷化に耐えるために大型化しました。さらに、寒冷気候に適応するためにコブも発達させた可能性が高いことが最近の研究で分かってきました。300万年前ごろにはアジアにも現れ、寒さを避けて南下し南アメリカ大陸まで到達したグループもいました。

③オウムガイ

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画像:pixabay

オウムガイは南太平洋からオーストラリア近海の深水およそ100mから600mの所に生息しています。オウムガイの殻は巻貝によく似ていますが、巻貝とは違い、その内部には一定間隔で仕切りが存在していて、ジェット噴流を出して泳いでいます。オウムガイは最も古い生物の一つで、約5億年前の地層からほとんど現在と同じ姿をしたオウムガイの化石が発見されています。オウムガイは飼育することが難しく、飼育下では3年程度しか生きませんが、野生では驚くべきことに20年ぐらいの寿命があるとされています。

ホッキョクグマ

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画像:pixabay

ホッキョクグマは北極圏に生息している地上最大の肉食動物です。全身が白い体毛に覆われているため、シロクマとも呼ばれます。ホッキョクグマ分類学的にヒグマと非常に近い動物で、約60万年前に遺伝的に最も近いヒグマから枝分かれしました。地球の寒冷化がヒグマとホッキョクグマが別々の進化をした原因となったと言われています。

カブトガニ

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カブトガニは現在生きている生物の中でも最も古くから生息している生き物の一つです。カブトガニは約2億年前から姿を変えないで生きている生きた化石とも言える存在で、生物学的にも大変貴重な動物です。カブトガニたちは地質の大きな変化や氷河期、地球を襲う絶滅の波をくぐり抜けてきた猛者でもあります。