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太陽系から近い恒星・褐色矮星5選

 

プロキシマ・ケンタウリ

プロキシマ・ケンタウリは地球に最も近い恒星として有名な恒星です。
ケンタウルス座の方向やく4.2光年の位置に存在し、1915年に南アフリカ天文学者
ロバート・イネスによって発見されました。プロキシマ・ケンタウリの周りには惑星が
見つかっていて、その公転軌道から予測される表面温度は液体の水が存在できるほどだと考えられています。

 

バーナード星

バーナード星へびつかい座の方向約6光年の位置にある恒星です。
バーナード星は1916年にアメリカの天文学者エドワード・エマーソン・バーナードによって発見されました。発見者の名前にちなんでバーナード星と名付けられ、1960年代には惑星が発見されたと話題になりましたが、この観測結果は後に間違いであると分かりました。しかし、2018年にはスーパーアース規模の惑星がバーナード星の周りを公転していることが発見されました。

 

③WISE J104915.57-531906.1

WISE J104915.57-531906.1は、ほ座の方向約6.5光年の位置にある褐色矮星二重星で、別名ルーマン16とも呼ばれ、WISE 1049-5319という略称もあります。WISE 1049-5319は2013年にケビン・ルーマンによって発見されました。WISE 1049-5319を構成する二つの褐色矮星はそれぞれ、ルーマン16Aとルーマン16Bと名付けられ、だいたい木星30個分ぐらいの質量があり、6億から8億年前に誕生したと考えられています。

 

④WISE J085510.83-071442.5

WISE J085510.83-071442.5はWISE 0855−0714とも呼ばれ、地球から約7.2光年の位置にある褐色矮星でです。2014年4月にペンシルベニア州立大学のケビン・ルーマンにより発見されました。ルーマン16の発見も彼の功績です。WISE 0855−0714は木星3個から10個の質量を持つと推定されています。また、その温度は225Kから260Kであるとされていて、褐色矮星としては最も低い温度となっています。

 

⑤ウォルフ359

ウォルフ359はしし座の方向に約7.8光年の位置にある赤色矮星で、1918年にドイツの天文学者マックス・ウォルフによって発見されました。地球の近くに存在する恒星という理由もあり、SF小説や映画などに登場することがあります。ウォルフ359は現在知られている中では最も質量の小さい恒星の一つで、質量は太陽の10分の1、温度は2800Kぐらいです。