いろんな雑学ブログ

「明日役に立つかも?」な雑学を紹介していくブログです

サイの雑学5選 │ うんちのにおいを嗅いでコミュニケーションをとる?

現在、世界にはシロサイ、クロサイ、インドサイ、ジャワサイスマトラサイの5種類のサイが存在しています。

5種のうち3種は絶滅危惧種にも指定されているサイですが、今回はそんなサイについての雑学を5個紹介してみたいと思います。

f:id:jp-zatugaku:20201207120056j:plain

画像:pixabay

①サイの皮膚は非常に分厚く、種類によって1.5cmから5cmの厚さがありますが、かなり敏感で繊細でもあるため、常にお手入れが必要です。皮膚のお手入れを怠ると痛んでしまい、虫刺されや日焼けによってダメージを受けることもあります。そのためサイは泥浴びでコーティングをして、虫や陽の光から皮膚を守ります。

f:id:jp-zatugaku:20201207120443j:plain

画像:pixabay

②シロサイの群れには共同トイレがあり、仲間の糞のにおいを嗅いで、年齢や性別、健康状態や生殖状態などを確認することができます。コミュニケーションの手段とも言えるシロサイの共同トイレは群れのテリトリーを主張するのにも役立っています。

f:id:jp-zatugaku:20201207120828p:plain

画像:pixabay

③サイの祖先は約5000万年前に地球上に生息していて、3400万年前の漸新世には多様なサイが繁栄し、240種ものサイ類が生きていたと考えられています。しかし、地球の寒冷化が進むと多くの種が絶滅し、現在では5種まで減ってしまいました。

f:id:jp-zatugaku:20201207121032j:plain

画像:pixabay

④ウシツツキはサイなど大型の動物に住み着くダニやシラミなどを食べると同時に、視覚が弱いサイの代わりに危ない生き物が近付くと警戒音を発して危険を知らせてくれます。ウシツツキが背中にとまっているサイは、人間の接近を感知する確率が3割ほど上昇することが分かっています。

f:id:jp-zatugaku:20201207121242j:plain

画像:pixabay

⑤蹄を持つ動物である有蹄類の中で、指の数が奇数の動物は奇蹄目と呼ばれます。

奇蹄目にはウマやシマウマ、バクが含まれる一方で、実はサイも奇蹄目の動物です。イノシシやカバ、ラクダやキリン、ウシなどたくさんの動物が属する偶蹄目ですが、昔は奇蹄目のほうが繁栄していて勢力が強い時代がありました。しかし、現在では偶蹄目の進化に押されて、奇蹄目の方が少なくなっています。